2004/07/26 斜里岳

2004/07/26
斜里岳斜里三井登山口
斜里岳登頂
下山開始
馬の背
斜里岳清里町下山
旧道一の沢コース→清岳荘

450m10:42
1547m13:43
1547m13:49
1480m14:10
670m15:45




三日前に撮った斜里岳


斜里側の三井登山口に入る手前
農作物のエゾシカ被害が多いので
道東の山の周りってのは大抵こういった
柵で囲まれてるんです。
開閉は自由ですが、短時間でも
きちんと閉めるようにしましょう。


登山口。暇とはいえ軽い気持ちで来たのを
後悔するのはまだ先の話しですw


まずはじめは乾ききった昔の沢登り。
小さなハエがたくさんいて、奴らは
大型動物の目に入って来ます。
もちろん俺にもw入ってくるのはかまわんが、
そこで何をされるのかがとりあえず怖いw
30分ほど歩くと右に直角に折れて沢から離脱します。
その後30分ほど急な登りになり、登った所で
頂上まであと3000mの看板があります。
ちなみに斜里コースって誰も登らなく、入山届けを
伺い見ると、環境調査やパトロールってのばっか。
景観は圧倒的に斜里コースがいいのにぃ〜。
あと3000m看板を見たところで休憩。
登り初めてから1時間です。
つか暑さにやられるのと目を攻撃してくる
ハエを追っ払うのでエライ疲れましたが?


15分ほど歩いた所で左手に玉石沢を挟み奥、
斜里岳北稜線が見えだしてきました。
入山届けに一人だけ、この北稜線を登った人が
いましたね。さきほどの枯れた昔の沢を外れずにそのまま突き進むと
北稜線を登れるそうです。でも怖いので俺は逝きません。


かろうじて斜里町も望めました。


おおっと!頂上が見えるではないか!
って実は実際みえませんでしたが、手を伸ばして
撮影してみてなんとか写せましたw


んでもってまた30分ほど黙々と登っていると
突然おおきなカエルが現れました。
写真では見えにくいと思いますが、名前は
『ガマ岩』ちゃん
なるほど目と口があるのですな。
疲れたのでガマ岩にメンチ切られながら一服することにしました。


ガマ岩での一服を終えてザックを背負い
再出発すること50m。
な、なんと一気に視界が開けました。
一服はここにしておけばよかったなぁ〜。
なにもカエルにメンチ切られなくてもイイ場所あんじゃんw


帰りはこの西側稜線の向こう、沢を降りていきます。


北稜線を登るってコレよ?どうやるんだろw


見えるかな〜?うっすら山の形が浮かんでいるでしょ?
これは知床連山の始まり、ウナベツ岳です。
登山道のない、ウナベツ岳です。
あんま興味ないのでやりませんけどw


あぢ〜よ〜!
隊長、降りていっすか?
ちなみにシャツ絞れましたw
けっこう汗かいてんのね。
あ、そうそう飲料水がこの時空になってしまいました;;
1リットル飲んじゃった。
残り1リットルの真水がありましたが、頂上は目の前なので
我慢することに。


ハイマツ林を越えると岩場になります。
いーかんじになってきましたぜ!


こーんなかんじwたのすい!
(でもさみしー;;)

・・・と思ってたらなんと隊長から入電!
隊長「調子どうですかぁ〜?」
俺「ん〜まぁなんとか」
プー、プー、プー
き、切れた;;


俺だって一人で出来る!ケッ!
ってことで気を取り直して登る登る!


こーんな岩だって登る登る!

ん?
(↓拡大写真)

すっげー怖かったです。
崖を岩の壁沿いにロープを頼って水平トラバースです。
つかさー、まぁアレ
俺だからいいけどさー
たまたまクライマー将軍だからいーけどさー
落ちるってコレw


こっからはマジでクライミングって感じになっていきます。


今日から俺のことをクライマーとは呼ばないでください。
アルパインクライマーと呼んでくださってもおかまいなしですわ。
隊長何?隊長まだインドア?
インドア派?


俺についてこい!


いやっほーぅい!
あこがれの
シ ャ リ ダ ケ
登頂デス!
しかも単独初登頂だぜぃ!


いちお俺、ヤマスキ隊副隊長だからな


やることやっておかねばな


これだけ撮っておけば隊長に文句いわれんべ


さて、清里側に60mほど降りた所に「馬の背」って
ちょいと広い所があるのでそこで飯にしよう。


これね、馬の背。

一馬が馬の背?
馬の背に一馬?

プッw
とくだらないこと考えてたら南斜面から突如現れたのが・・・・
雷雲w
なまら怖かったです。
お腹にビリビリ響くほどの音なんですものw
とりあえずおにぎりを一個くわえながら
あわてて片付けをし下山することに・・・。


なんか落ちそうな岩あります。
アレ落ちたら一応「ら〜く」って言うん?w
ま、どーでもいっすね。
降りなくちゃ!アセアセ


ええ〜っと・・・・。
焦ってコース間違えましたw
普通下りは熊見峠コースってのを通るんですが、登り用の沢登りコースを
下ることにw
もう滝をいっこ降りちゃったのでそのままGO!


GO!ゴー!


雪渓がありました!


ども、清岳荘の管理人です。
ヨロシク。
今日はどこかの僻地の小学生が斜里岳登山にきていたそうです。
俺より20分ほど前に下山したのを頂上から見えたのですが
どうやら沢コースを降りたほうがよかったそうです。
なぜかというと、まず道が泥で大変らしいです。
極めつけに俺が山小屋につく1時間前にクマーが出たそうです。
腹が減ったので山小屋で飯になってしまいました。
飯を食ってると小学生が下りてきました。
なめんな小僧ども、俺の勝ちだ。


車が無いので母上に迎えに来いと命令。


日が落ちるまで山小屋で明日登るというじーさんばーさんと
お話をしていました。それはもう俺ときたら
プロのアルピニストくらい話しを大きくしてきましたぜ。
じーさんばーさん、一生懸命話を聞いてくれましたねぇ。

ごめんねじじばば。俺今日が初単独なの、ウフ。



さて、初単独の感想なんですがね。
まずは疲れました。
いつもは隊長がペース配分をしてくれるので
気にしていませんでしたが、ガッツガツ登ってバテるといった
登山になっちまいました。
あとねあとね、とっても寂しいですw
あとねあとね、誰かカメラマンやれや。
俺写ってねーぞゴラァ!